会長あいさつ


森 会長

会長 森 啓介


 岡山県退職公務員連盟は、岡山県在住の公務員退職者によって組織され、全国組織の日本退職公務員連盟(日公連)に加盟し、活動している団体です。この組織の活動は、@退職した後も安心して暮らせる年金や社会保障制度の充実を目指して政府・国会への要望・陳情・請願の活動に取り組んでいます。このために、A日公連の「退職公務員新聞(毎月発行)」や「岡山県会報(年2回)」を発行し、社会保障の最新の情報や活動の様子についてお知らせしています。また、B会員相互の親睦や健康づくり、生きがいづくり等の活動をみんなで計画し、取り組んでいます。そして、C現役で働いておられる公務員の皆さんのための支援や地域の社会貢献活動に取り組んでいます。加えてD福利厚生についての紹介や取り組み等、いろいろな活動に取り組んでいます。

 日本退職公務員連盟の活動の始まりは、1947年(昭和22年)の恩給(年金)増額要求運動にさかのぼり「全国恩給受給者連盟」の名称で活動を展開。1952年(昭和27年)に財団法人「日本退職公務員連盟」と改名、法人組織として確立されました。そして、公的年金一元化が施行されることが閣議決定されたことに対する対策や政府への請願活動が強力に展開される中、1993年(平成5年) には、全国の会員数が50万人にも達するに至りました。

 そのような先人たちの願いや活動を引き継ぎつつ、現在は会員相互の親睦や生きがいづくり、地域社会等における社会貢献活動等、「人生100年時代を共に幸せに生きる」ことにも重点を置いて活動に取り組んでいます。

 近年、会員の高齢化等により会員数が減少してきてはいますが、介護・医療保険等の負担増、諸物価の高騰などで国民の生活費がひっ迫してきている現状を改善するために政府・国会への請願・陳情をぜひ強力に継続し取り組んでいかなければなりません。そして、会員がお互いに手を取り合って、みんなが幸せな老後を過ごせるような社会を実現していかなければなりません。私たち退職公務員連盟は、長年社会のために働いて来た公務員であったことのプライドを胸に、地域社会のために自分たちの力を生かし、貢献していける組織としてあり続けたいと切に願っています。その目的を達成するために、今改めて退職公務員の方々が一人でも多くこの活動に賛同・ご参加くださり、これからの充実した高齢化社会を築いていく力になっていただけることを強く念願しています。